|
共同研究事業体 静岡福祉大学社会福祉学部 学校法人名古屋大原学園企業研修室 社会福祉法人 ハルモニア F-spirits有限会社
|
社会福祉法人会計検定試験研究開発事業
|
社会福祉法人会計については通常の会計基準のほかに社会福祉法人会計基準などの基準が行政から要請されており、作成する財務諸表も貸借対照表、財産目録、事業収支計算書、資金収支計算書を作成することが義務づけられている。このうち事業収支計算書と資金収支計算書との2系統の計算書を作成する関係から仕訳がわかりにくく複雑になる傾向がある。
一方商業高校や、大学で学ぶ簿記・会計学等は、企業会計を中心としており、社会福祉法人の簿記体系を学習するためのテキストやカリキュラムがほとんどないのが現状である。さらに日本商工会議所を中心とした簿記検定試験も企業会計を対象としており、社会福祉法人会計に関する技術水準を客観的に評価したりする学習の目標となるべき検定試験がないのが現状である。
また高校では特定業種を対象とした銀行簿記が学習されているが、高齢化社会における社会福祉法人の業種としての重要性に鑑み、社会福祉法人会計を学ぶ必要性は益々増加すると考えられる。
この要請に応えるため、本研究では、社会福祉法人の会計担当者の社会福祉法人会計の習得の現状と要望を把握し、社会福祉法人会計を基礎から学習するためのカリキュラムのモデルを提案する。またテキスト等を出版し、検定試験を実施した場合の事業化を検討するものである。
|
|
COPYRIGHT(C) F-spirits.co.,Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.
|
|